白馬乗鞍岳BC 2469m 08.03.09
晴れ
ゴンドラ終点つがのもり−栂池平−天狗原−乗鞍岳(白馬乗鞍岳)−滑走−駐車場

山行予定が中止になり何の予定もない週末。同じく予定のないTiCAさんと、 どこか滑りに行きましょうかという流れになって、何人かを誘ってみたものの、皆さんお忙しいとのこと。 なんか世の中で暇なのはこの2人だけなのでは?、と思うぐらいプチぶるーになりながらも、好天が続く長野北部の栂池スキー場に決定。

そしたらTiCA姉さんは「栂池ならさぁ、あわよくば、ハクノリ行ってみたいよね。え?BCのザック無い?持ってても損はないよ、うんうん」 とかなんとか。直前に山のお店でオスプレーのザックを持ってレジに並んでる私。姉さんのご意向に沿わなくてはなりません。よくできた子分だ。

片道券でゴンドラに乗る。ロープーウェイが動いてない時期なので、今日はゴンドラ終点から歩き出すことになる。 地図でいうと、栂池平から下ってくる林道がスキー場へ接するヘアピンカーブが出発点らしく、10人ぐらいのバックカントリーの方々が準備しているところだった。

出発ー!

スノーシューに履き替えて林道を行く。途中で斜面をザックザックとショートカット。

神ノ田圃あたりを歩いている絵だが、前方の白馬の稜線と見慣れぬ地形で、雪国というより異国を歩いているみたいな気分だ。



ロープーウェイ山頂駅付近の高台で前方に赤旗が現れた。運行している時期ならばここが出発地点なんだろう。

甘い物をつまんでから天狗原へ直登開始。


前方には山スキー、ボーダー、スノーシュー目的、様々な雪山遊びの人たち。 気持ちの良い快晴っぷり。

汗だくになりながら標高を上げていくと、真っ白な乗鞍岳が見えてきた。白と青しか無い世界。 爽快な気分で登りの辛さなんて感じない。

左の純白の山が乗鞍岳。 雪原を行くTiCAさん。

2人共に「最高じゃん!」・「日頃の行いが良い」を、ばかみたいに連発しながら天狗原に到着。ここで大休止。

私は初めての山なのだが、秋ごろに来たことがあるTiCAさんは、雪が付いてからの変わりように驚き、 無雪期の地形や植生を私に教えてくれながら、この光景に感激しているようだ。

天狗原 正面には壁のような乗鞍岳の斜面。 雪原で、はしゃぐ、いちごちゃん。

さーて、乗鞍岳への最後の登り。登りルートではない右側の急斜面の一部が雪崩れている。 ヒールリフターを立てて、トレースをなぞって上へ上へ。

振り返ると絶景。そしてどこでも足を上げる人。

妙高・火打の向こうは日本海が見えているようだ。斜度が緩やかになるとトレースが不鮮明になった。 皆、ここで滑り落ちるらしく、山頂までは行かない人が多いみたいだ。



一応、山ノボラーの端くれとしては、ピークは拝んでおきたい。そのまま一番高いところまで歩く。

photo by TiCAさん

やがて前方に大きなケルンが見えてきた。三角点より30mほど高い乗鞍岳の最高点です!


わおー!こんな短時間で登って来られるなんて、ゴンドラと今日の天候に感謝です!

山頂には5人ほどのパーティが休んでいたが、入れ違いに去っていったので、私たちだけの頂になった。とりあえずボードをほうり出して、白馬岳を眺めに行きます。

photo by TiCAさん

ま白な手前のピークが「船越ノ頭」、中央が白馬、左の岩岩が杓子と鑓です。

まず、白馬がこんなにも間近に見えることに驚いた。近くにテント泊ならばピストンできるのでは?と思わせる距離感だ。

風も止んで寒さは全然感じない。この絶景の前では「すげーすげー」の連呼。録音してたとしたら、ちょっとアホっぽく聞こえてたと思う。

さーて、まったりしましょう。岩陰に陣取り、ビールで乾杯した後は、お湯を沸かしてチャイを飲みながらあれこれ話す。

乾杯♪
もちろん2人で1本ですよ。ゴチ!

お菓子とチャイで優雅に過ごす。

と、ここで登山記録は終わり。もう満足しているのだが、ここからが本題です。山頂に誰も来ないなぁと思っていたら、それも当たり前。 時計の針は14時近くになっている。普通の登山なら慌てる時間だが、今日は滑って降りるんだもんね。

TiCAさんは、登りでは誰も滑っていなかった、左に見ていた斜面を滑ろうと言っている。 (あんな斜度がきつい斜面を滑るの!?一応初めてのBCなんだけど・・)と内心びくつきながらも、ボード自体はそれなりにやってきているので腹を据える。



山頂からドロップ地点まで、練習がてら滑ってみる。

photo by TiCAさん

TiCAさんが最初に滑っていく。しばらくした後、落ちるようにボードを走らす。

パシュー!!
のわードキドキ&気持ちいいぞー!!!    photo by TiCAさん



高揚感いっぱいで滑り終えてきた人。

気持ちの良さに「参りました」と、こんなポーズになったかと。

photo by TiCAさん

いやーこんなドキドキすることがこの歳になってもあるなんて、今日の機会を与えてくれてTiCAさん、ほんとにありがとうっ!

雪はパウダーという訳にはいかなかったが、スプレーをあげる場所もあり、冬になると取り憑かれたように山スキー・ボードに行く人の気持ちが判りました。 いやー納得納得。

天狗原から自分のラインを見上げます。なるほどねぇ、こんな絵もよくBCの人のレポにあるよなぁ。

そして興奮冷めやらぬまま、天狗腹から栂池平(栂池自然園)まで滑り降ります。これも、また、気持ちいいー!

滑り降りてきたら平らになったので、板を外して踏み抜きながら歩きます。

栂池平から白馬三山

雪山の写真で、海外だと思ってた絵と同じ構図がここにあったのでびっくり!

そっかー日本の山の絵だったんですね。確かここでテント張ってる写真だったよなぁ。そりゃー張りたくなるって。

栂池平の縁から

乗鞍岳から滑ってきたラインが見えます。

こんなとこ滑ってきました。→画像拡大

さて、ここからも地形図とにらめっこで、板を着けたり外したりを2,3度繰り返し、なんとかゴンドラ山頂駅に出ることができた。

そして一気に駐車場まで。この長いゲレンデを一度休んだだけで滑りきった。もう足はがくがく。 今シーズンの中で、一番にもも筋が疲れたが、これほど達成感のある後だから、その疲れがまたとない快感にもなった。

TiCAさんに感謝感謝の一日でした。ありがとうございました!
→TiCAさんレポ

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