北八ヶ岳   1日目 麦草峠     6:10
ニュウ     8:00 8:25発
黒百合ヒュッテ 9:50
テント設営後天狗岳周遊
04.04.30

今回の山旅は「北八ヶ岳残雪と出で湯の旅」がお題目。今年初のテント泊なので3日間もかける行程ではないが、日本酒・エビスの黒などを背負ってゆっくり歩こうと出かけた。

茅野側より冬期閉鎖が解けたばかりの国道299号線を走り、麦草峠の駐車場に午前2時ごろ到着した。それなりに混むだろうと早めに来たのだが、明るくなっても車の台数は増えていなかった。

久しぶりの天泊なので少し気合を入れすぎてしまった。

まずは麦草峠から森の中を通って白駒池に向かう。フル装備のザックが肩にぐっとのしかかるが、今日飲んでしまえば軽くなる物が多いので気楽に歩く。

高見石分岐は完全な雪道だ。このままニュウへ抜けるつもりだが、登山者が少ない道なので登山道が不鮮明なら戻って高見石小屋の方から行こうと考えていた。

白駒池のほとりでカモシカにバッタリ出合う。立ち止まってこちらを振り返りながら、少しずつ森の奥へ入っていく。
私の方が早くその場を去った。まだ登山者は1人も見かけていない。朝早くから歩くとこんな出会いもある。

白駒池では、湖面を覆った氷が朝日を浴びててミシミシと音を立てている。もちろん乗れるような氷ではないが、春はまだまだな世界。
この旅では山の花は見ることはできないだろう。

人の気配がしない白駒荘の前を通ってゆるやかな斜面を登り始める。心配していた登山道は、はっきりと踏み跡がついていたので問題なかった。逆に雪が少なく氷化した部分が多いので気を付けて行く。
それなのにだ。足を滑らせて前のめりにおもいっきり転んでしまう。カメラケースに入った一眼レフを、地面と胸で挟むような格好になり、ザックの胸部のプラスチックが、胸にめり込むような感じで、息ができないほど痛い。

幸いカメラは頑丈でなんともなかったが、アバラにヒビでも入ったかもしれないと、だいぶ気を落としながらニュウまで登る。

ニュウは岩の頭で気持ちいい展望台だ。天狗岳、硫黄岳、白駒池などが眺められる。
心が一気に明るくなった。単純なものだ。

中山峠手前のガレの縁からは、雪が斑についた天狗岳が大きく見える。それほど雪は無いように見えるが、実際に登ってみてどうだろうか。

ゆっくり歩いていたのだが、黒百合ヒュッテには10時前に到着した。流石に飲み始めるにはあまりにも早い。天気もまずまずなことだし、天狗を往復してくることに決めた。

黒百合ヒュッテの天場は状態が良くない。これで幕営料が1000円。ビールが付いているの?と思う値段だ。でも今回は雪の上に張ることができた。
ヒュッテの中は良さそうな雰囲気。この次は泊まりに来よう。

ほとんど空になったザックにアイゼンと昼食を入れ東天狗に向かう。中山峠を越えて、さぁ!と思ったと同時に雪のやな斜面。ここで装着するのはあんまりなので、木の枝を使ってなんとか登る。

しかし東天狗の取り付きでは踏み固められた長い雪の斜面。さすがにここでアイゼンを着け、四駆になったようにガシガシと登る。

東天狗の頂上では3,4人が休んでた。南八ヶ岳は霞んでいる。西天狗は雪がべったりと付き、行けるかどうか不安だ。まあのんびりするかと、おにぎりを食べてぼけっとする。

東天狗と西天狗の鞍部に下ってきた。こうやって見ると雪の斜面が続くが、雪がくさっているのでそのままツボ足で登る。

西天狗はなだらかな小さな頂だ。東天狗の岩屑の山頂とは雰囲気が違う。

黒百合ヒュッテへは天狗の奥庭の方から廻って戻った。前に歩いた時は、岩の上を行くのがいやに長く感じた道だったが、今日は足取りが軽い。
スリバチ池と天狗岳。
絵になるポイントだ。朝焼けとセットならいい写真になるだろう。

スリバチ池の裏から黒百合ヒュッテへの下りになる。

テントの数が増えていた。状態の良い雪の上のエリアはほとんど埋まっている。水は小屋に水筒を持っていけば分けてくれる。

それでもまだ14:30だ。日本酒をツブ貝でやる。あとはヒュッテ前のテーブルでビールを買ってまったりと過ごす。
夕飯はごらんの通り軽く。エビスの黒をえいっと飲んでやった。


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